店にピッタリ!
フォルスタッフのようなデッカイ店の
(これでも)お兄ちゃん!(笑)
帰国までの2日間をローマの友人宅で過ごすことになり、今日は、合流した彼女の妹と3人で、郊外の街巡りをすることにした。
「2本」しかない地下鉄A線の終点アナニーナは(ちなみに1つ手前は映画の都、チネッチッタ!)郊外へ行くプルマンの主要拠点。ココから先ずフラスカティへレッツゴ〜!
観光客に占領され、毎日が戦争のようにエネルギッシュな街ローマ。しかし、一歩郊外に出れば、静かでのどかな風景が広がっていてビックリする。
2つの美しい湖と、果物やワインの産地として有名な肥沃な大地を抱えるこの一帯は「カステッリ・ロマーニ」と呼ばれ、歴代ローマ皇帝や貴族たちに愛された場所であった。政都ローマからほどよい距離のため、ヴィラがこぞって建てられ、実際、カステルガンドルフォという町は、現在もローマ法王の避暑地となっている。
その中、フラスカティも、ローマからわずか30分とは思えないくらい落ち着いた街で、ルネッサンス建築の壮麗なヴィラや庭園、そして清涼感溢れる白ワインを目当てに、週末にはローマっ子たちが車を飛ばしてやってくるという。
ちょうどお昼時で、ハラの虫をなだめながら店を物色していると、 にぎわっているエノテカ風の店?を発見!が、店の中にあるのは「アサヒスーパードライ」もどきのでっかいタンクだけ!どうやらココはワインを「飲ませるだけ」の店らしく、それ以外は持ち込みになるらしい
よおく回りを見てみると、お手製の前菜を詰めたタッパーを広げ、ワインを傾けてる人たちでいっぱいだった。 なぁ〜るほど!よっしゃぁあ〜〜!!と近くのポルケッタ屋に飛び込み、コブタの丸焼きを切ってもらい「パンもいるだろ?」というオヤジの一言に「お願いします!」「ウマいオリーブがあるけど?」「うぅう〜〜欲しい!!」と3種の神器を揃えてもらい(笑)再びワイン屋へ!
空いたテーブルに座ると、ガラス瓶に入れられた白ワインをドン!と持ってきてくれる。チャージをとるワケでもなく、コレで約500円ほど!ウホホ〜イッ!樽出し(タンクだけど)一番絞りだぜ!というワインは、軽やかな香りと一緒にサラサラとノドを通 っていく。
良い天気だし、目前には豊かな田園風景が広がってるし、ワインはウマいし…で、テーブルの上に無造作に広げられた買い出し品が、スゴイご馳走に思えて、また実際スゴク美味しいのよ〜!外で食べる!って何にも優る最高のスパイスだよね〜♪
ローマの喧噪に疲れたら、オルヴェートに行くとイイよ!って今まで言ってたんだけど、これからはフラスカティにしようかな?(笑)白ワインだけでなく、ポルケッタも名物らしく、屋台もたくさん出てたよ!
※ちなみにこの屋外ピクニックが思いの他キモチ良く、フラスカティ滞在は「コレだけ」になってしまい、よって写 真は1枚も撮りませんでした…合掌…