店にピッタリ!
フォルスタッフのようなデッカイ店の
(これでも)お兄ちゃん!(笑)

帰国までの2日間をローマの友人宅で過ごすことになり、今日は、合流した彼女の妹と3人で、郊外の街巡りをすることにした。

「2本」しかない地下鉄A線の終点アナニーナは(ちなみに1つ手前は映画の都、チネッチッタ!)郊外へ行くプルマンの主要拠点。ココから先ずフラスカティへレッツゴ〜!

観光客に占領され、毎日が戦争のようにエネルギッシュな街ローマ。しかし、一歩郊外に出れば、静かでのどかな風景が広がっていてビックリする。

2つの美しい湖と、果物やワインの産地として有名な肥沃な大地を抱えるこの一帯は「カステッリ・ロマーニ」と呼ばれ、歴代ローマ皇帝や貴族たちに愛された場所であった。政都ローマからほどよい距離のため、ヴィラがこぞって建てられ、実際、カステルガンドルフォという町は、現在もローマ法王の避暑地となっている。

その中、フラスカティも、ローマからわずか30分とは思えないくらい落ち着いた街で、ルネッサンス建築の壮麗なヴィラや庭園、そして清涼感溢れる白ワインを目当てに、週末にはローマっ子たちが車を飛ばしてやってくるという。

 


■フラスカティのとある「ワイン飲ませ屋さん」
■白ワイン1本(約8000L)
※ポルケッタ500g、オリーブ200g、パン(以上買い出し、持ち込み品 お買い物金額約15000L)
■満足度 ★★

ちょうどお昼時で、ハラの虫をなだめながら店を物色していると、 にぎわっているエノテカ風の店?を発見!が、店の中にあるのは「アサヒスーパードライ」もどきのでっかいタンクだけ!どうやらココはワインを「飲ませるだけ」の店らしく、それ以外は持ち込みになるらしい

よおく回りを見てみると、お手製の前菜を詰めたタッパーを広げ、ワインを傾けてる人たちでいっぱいだった。 なぁ〜るほど!よっしゃぁあ〜〜!!と近くのポルケッタ屋に飛び込み、コブタの丸焼きを切ってもらい「パンもいるだろ?」というオヤジの一言に「お願いします!」「ウマいオリーブがあるけど?」「うぅう〜〜欲しい!!」と3種の神器を揃えてもらい(笑)再びワイン屋へ!

空いたテーブルに座ると、ガラス瓶に入れられた白ワインをドン!と持ってきてくれる。チャージをとるワケでもなく、コレで約500円ほど!ウホホ〜イッ!樽出し(タンクだけど)一番絞りだぜ!というワインは、軽やかな香りと一緒にサラサラとノドを通 っていく。

良い天気だし、目前には豊かな田園風景が広がってるし、ワインはウマいし…で、テーブルの上に無造作に広げられた買い出し品が、スゴイご馳走に思えて、また実際スゴク美味しいのよ〜!外で食べる!って何にも優る最高のスパイスだよね〜♪

ローマの喧噪に疲れたら、オルヴェートに行くとイイよ!って今まで言ってたんだけど、これからはフラスカティにしようかな?(笑)白ワインだけでなく、ポルケッタも名物らしく、屋台もたくさん出てたよ!

※ちなみにこの屋外ピクニックが思いの他キモチ良く、フラスカティ滞在は「コレだけ」になってしまい、よって写 真は1枚も撮りませんでした…合掌…

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