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バイオリンには詳しくないけど(笑)一度来てみたかった街だったので楽しみだったクレモナ。 予想以上にキレイなドォーモは、パルマやベルガモのソレを思い出させるような淡いピンク色をしていて、音楽の街にふさわしい貴婦人 のような可憐な姿を披露してくれた。 |
クレモナまでの苦難の道…
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ヴェローナからクレモナまで約1時間半。乗り換えもあるし決して近い所ではない。だからしっかり時刻表を見て
早めに出てきたのだが…駅にある行き先掲示板の所にナゼかバスマークが出ているの気が付き「????」駅員さんに尋ねてみると「あの列車は運休で、代
わりにバスが走るからソレに乗りなさい」だって!え〜っ!? それにしても、ストでも休日でも何でもないのになんで運休なん?やっ てくれるゼ!国鉄さんよぉ〜!と、いまいち納得いかない私たち(笑)だから皆さんもなるべく早めに駅に行って、列車がちゃんとレールの上を走ってくるの か?それとも4頭だての馬車がお迎えに来るのか?確認されるコトをお勧めしたいと思います(笑) |
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代走のバスの事や乗り換えの時間を丁寧に調べ教えてくれた女性の駅員さん。時刻表がわんさか入ったカバンは見るからに重そうで、
だからだろうか?かなり「大きい」人だった(笑) 結局彼女は一緒にバスに同乗してみんなを引率していってくれたんだけど、唯一の観光客だった私たちを最後まで気にとめてくれた優しいお姉さんだった。イタリア国鉄ってポカも多いけど、現場で働く人たちは面 倒見が良くて親切な人が多い。コレはホントです! |
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ヴェローナから日帰りでやって来たクレモナは言わずと知れた「バイオリン」の故郷、生みの親…の街である。 16世紀中頃から、クレモナではバイオリンの原型ともいうべき楽器が作られ始めていた。
それまでの弦楽器の主流を占めていたヴィオラダ・ダ・ガンバより明るく澄んだ音色を出すバイオリンは、17世紀に入る頃には欠かすことの できない旋律として人々に愛された。
その名だたる名工の中で、最も名を知られるのが、このアントーニオ・ストラディヴァーリ。作品につけるラベル名をラテン語表記にしたこと から、彼の手がけたバイオリンは「ストラディヴァリウス」と呼ばれる。演奏家に全財産を投げうってでも入手したいと言わしめる名器は、今なお変わらぬ 音色で弾き手と聴き手を魅了している。