ホテル探しに疲れたのか、あんまし食欲が沸かない我々が選んだ今夜の夕食？は、散歩途中で見つけた1軒のエノテカ。2階に上がっていく造りでちょっとドキドキしたけど（笑）カジュアルな内装の感じのよい店でさっそくリラックス。ご主人にお任せでスプマンテから白・赤とウンブリアを中心としたワインを出してもらうことにした。

テラスが見える大きな窓際の席に案内されたんだけど、開け放たれた窓からジャズが流れてきてナイスな雰囲気！ワインもさることながら料理もグ〜♪で食欲が無い！なんてウソのようにグラスとナイフを動かす２人でありました（笑）

料理…といっても火を通したモノでなくホントに前菜だけ…だったんだけど、さすがサラミやチーズには定評のあるウンブリア！どれもホントにウマかった！特筆すべきはタワーのように積み上げられたカプレーゼ。見栄えもイイし、家でも是非真似てみたい盛りつけだ！アッ！もちろんモッツアレラが最高だったのよ！（笑）

こうゆう店のイイ所は、つまみとワインだけでOKってとこ（笑）軽く済ませたい時なんてコレで十分だし、地元のワインやチーズも賞味できて一石二鳥！すっかりイイ気分になって、部屋用に1本買って帰っちゃった（笑）
場所はカテドラルの裏手P,za Dantiからスグ！

世界的な観光地であるイタリアにおいて、お祭りやイベントがある…ってことは、すなわち世界中から人が集まってくる…という方程式が成り立つわけだ。こんな単純明快な答えを見逃して、あやうく路頭に迷う所だった今回のペルージア（笑）ヴェローナでのホテル探しが難航している時に気が付けばよかった…と今になって思う（笑）

まぁ〜今回は奇跡的に見つかって事なきを得たけど、ヴェネツィアのカーニバルや、シエナのパリオといった、聞くからにヤバそうなイベントじゃなかっただけに「落とし穴」だったなぁ〜（笑）という２人を救ってくれた「幸運の鍵」

実際、料金や場所にこだわらなければ、ホテルは絶対確保できるんだけど、我々のような冒険を避けたい人は、イベントの大小問わず、ぶつかる時は予約をしていきましょう（笑）

賑やかなのはイイが、人が多すぎるのも問題である。人混みを避けるように歩いていくと、城壁にヒョイと突き当たった。ようやく日が落ち初め、蒼くかすんだ山の稜線が目の前に広がっていた。壁のこっち側の喧噪がウソのような壁のあっち側が広がっていた。他にもたくさん人はいたけれど、みんな思い思いの格好で、でもじっと静かに夜風に身を任せていた。遮るモノがない虚空を通 り過ぎていく風には、夕げと緑の匂いがした。