昨晩は全然人の気配のなかったホテルだが、朝の食堂には何組も泊まり客が座っている。 やはりこの時期のヴェローナはどのホテルも満室なんだろう。

カプチーノとパン…というごく当たり前の朝食メニューの中でウレしかったのが、フルーツジュースがついていたこと!(笑) 洋梨のソレは特濃激アマだったが、朝のエネルギー補給にはもってこい!美味しくいだたく。
朝…といっても9時を回った通りは、まだまだ車も人も少なく静かである。夜の徘徊では見過ごしていたマリア様 を見つけて思わず頬がゆるんでしまう。

その時その場で、見るモノも感じるモノも違ってくるが、小さな発見に喜びを感じるコトができるなら、 心身共にコンディションはイイということだ。だから、大きなモノをドカンドカンと詰め込むより、 小さなモノをたくさん拾い集める旅をしていきたいと思う。

しこたま朝食を詰め込んできたばかり…というのに、こうゆうウィンドウを見ると足が止まってしまう悲しい性よ…(笑)

この文字は“ヴェローナのロシア人”という意味。そうゆう名前のお菓子なんだろうが、なんでなんでぇ〜〜??!! 是非とも言われを調べてみなくちゃ!
ローマとか大都市になると警察とか憲兵の車が観光要所に止まってたりするんだけど、ここヴェローナはウンと庶民的な自転車!イイね〜(笑)この方がずっと画になるもんね!

この婦警さんは、ちょこんとのっけたベレー帽もカワイかった。この通りを奥に入っていけば、ジュリエッタの家や朝市の建つエルベ広場があり、ヴェローナの落ち着いた街並みが広がっている。
今晩のオペラのチケットを入手するため、早めに窓口に来たのはイイが、さっそくダフ屋のオヤジにつかまってしまった(笑) (こんな早くから商売熱心なヤツ!)「今晩の当日券なんてもうないよ!」「窓口で聞いてみるもん!」「窓口なんて開かないよ!」 「じゃぁ〜幾らなの?」「2枚で18万リラ!」「え〜〜っ!!」と押し問答が続く(笑)

適当に話してるうちに窓口も開くだろう…と思っていたのだが、オヤジの言う通り、開く気配すらさえない…がぁ〜〜ん… もしかして彼の言うことは本当なのかっ!!もしチケットが取れなかったら、このオペラのためにだけにヴェローナに来たのが 全くの徒労に終わってしまう!!

そして…ついにオヤジが勝った…彼からチケットを買うことにしたのである。その代わり15万リラにしてもらったが…(笑) 「7時から入場できるから、この入り口で待つんだよ」とその場所まで連れていってくれ、ムム…案外親切なヤツ…と「一瞬」 思ったが「ねえねえ〜オレは外国のお金のコレクションしてるんだけど、日本のお金持ってない?」と言い出してきたので前言撤回! ありがと〜チャオ〜♪と早々にお別れしてきた… (笑)

 〜 野外オペラのチケットについて 〜

今回のチケットに関しては完全に出遅れ!正直、こんなたくさんの人が来るとは思ってもいなかった…反省…だから来年行って見たい人「この演目をこの席で」という希望のある人は、アレーナ公式サイトから早めに予約を入れる事をお勧めする。我々がタカをくくってようやく「チケットね〜」とやりだしたのは、出発の5日前…遅かった〜(笑)ちなみに今回は日が無かったのでFAXでやりとりしたが、キチンと返事がきて親切な対応だったと思う。他に日本で代理店に頼む手もある(料金は高い)あっ!それとホテルの予約も忘れずに!(笑)
■2001年の料金はこの通 り(カッコ内は平日料金) ■単位:リラ
POLTRONISSIMA NUMERATA 1階指定席 ●30万(27万)
POLTRONA 1階2等指定席 ●22万(20万)
GRADINATA NUMERATA 2階指定席 ●18万(16万)
GRADINATA 2階自由席 ●42,000(38,000)
※ただし28歳以下60歳以上の人は 32,000(28,000)
だから我々は2階自由席を、倍とまではいかないけど一人75,000リラで買った…ということ…これを安い、高いというのは個人の判断にまかせて(笑)日本の4分の1の値段とはいえ、1・2等席は、バック丸見えドレスにパリパリタキシードのカップルが優雅にシャンパンを傾ける、普通 のイタリア人はまず座らない、観光客とお金持ちの席。ちゃんとドレスアップして、その場の雰囲気も楽しんでみたい人におススめ。2階からはスリ鉢状の斜面 の席…と思って!(笑)指定席はちゃんとイスがあるが、自由席になると石の階段に直接座りこむ。しかも開演2時間前から席取りしなくちゃなんないから、私が一番おすすめするのが2階の指定席!予約できるのはこの2階指定席まで。では私たちのような「失敗」をしないようにオペラをエンジョイしてください!
       
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朝ご飯のエネルギーを全て注ぎ込んで
交渉してしまった…疲れた…(笑)