裏通りを歩いていると「ねえねえ〜写真撮ってよ〜♪」とお声がかかる。「いいよ〜♪」とデジカメで撮ってその場で見せてあげると、 のけぞってびっくりされてしまった。デジカメって日本ほど普及してる国はない…とつくづく思う…

「ど〜してすぐ見れるの?」「いくらするの?」この後は「どこから来たの?」「ひとりなの?」と質問責め(笑)挙げ句の果てには近所の友人も呼んで、 またまた撮影会(笑)

別れ際「いいカメラなんだから気をつけて持つのよ!」と注意してくれた陽気なバルトロメオ一家。写真はクリスマスカードと一緒に送るからね!

 


 

家の中より外の方が涼しいんだろう。夕方にもなると通りにイスを並べて井戸端会議してる人たちを多く見かける(バルトロメオ一家もそう)

友人同士、家族同士、ジイちゃん同士、バアちゃん同士…それはどこか懐かしく、いかにも南イタリアという風景で心が和む。きっと長屋みたくヨコの団 結も強いんだろうね。そして見知らぬ旅人にも気さくに声をかけれるんだろうね…

 

ここはバンコク?ベトナム?と思ってしましそうなくらい「アジア的」なサン・ニコラ教会周辺の通り。手焼きのお皿といった陶器類も 素朴でイイ感じ!

気ままに歩いていると掘り出しモノとかよく見つけるんだけど、日程や荷物の事を考えると、どうしても二の足を踏んでしまう…そして、後で買いに こよっ!と思っても、なぜか二度とたどり着けない事が多い…おっかしいよなぁ〜?(笑)

サン・ニコラ教会とともに、バーリ市民のよりどころとなっているカテドラル。ココも拍子抜けするほどシンプルな造りだが、こんな蒼い空と輝く太陽があれば、余計な装飾はいらないのかもしれない。と思ったほど空との対比がキレイだった。

開け放たれた扉の奥から浮かび上がるマリア像。思わず足を止めて頭を垂れてしまう私。旧市街には小さな信仰がたくさん根付いている。

6時を回ってもまだまだ日が高く暑いバーリ。湿気がないから「あつ〜〜」ってわけでもないんだけど、夏のイタリアではこまめに休憩することが大事である。おばあさん、一緒にちょっと一休みしましょう!(笑)
こんなに多くを見るのは初めてなくらい、たくさんの祠(ほこら)があった旧市街の通り。どこもとてもキレイにされて、花が添えられロウソクが揺れている。

雑然とした通りの中にあるからこそ、どんな立派な教会より心打つものがあった。彼らの素朴で厚い信仰の姿を感じる一瞬である。
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