一体何人の酔っぱらいが、ココでゴッツンコ!したんだろう!って思わずにはいられない秘密のトンネル!(笑)

オストゥーニよりズッと小さな町だから、必然的にスペースは上へ上へと延びていく。居住空間という箱を幾つも積み上げた特異な構造は、建築家にとっても、すごく斬新かつ面 白かったのだろう。まして郊外には「あの」トゥッリもあるからなおさらである(笑)

事実、かの安藤忠夫もこの町に足を運び、著作で紹介しており、その筋の人(アブナイ意味ではない)が、多数、この町に足を運んでいる…らしい(笑)

だから、オストゥーニも含め、南イタリアのこんな小さな町を日本に紹介したのは、実は彼らが先駆ではないかと私はにらんでいる(笑)

しかし、素人目にしても、トゥッリも、白い迷路も、確かに心をくすぐる!これは確かであり、また真実である!(笑)

白い積み木を、白い階段で結んだ町、チステルニーノ。一回りする時間はアッ!という間でも、2周、3周…何度回っても、全く違う風景に出会える。 向こうにのぞく空間や、光の色や、自分の足音さえも、すり替えられたように違って感じられる。「違いが分かる男の…うんぬ ん…」というコピーもあるけれど、違いが分からない方がイイ町が、南イタリアの片隅にあるんである。

昼食は何かいなぁ〜?と集まった「ジイちゃん」たち。仲良く並んで座ってるけど、それぞれ別 の事を考えてそうな、その後ろ姿が微笑ましい(笑)

そんな「ジイちゃん」たちを眺めながら、今日は、スーパーで作ってもらったパニーニと、ジュース片手に公園ランチ!心地よい風にのって、調子っはずれのブラバンの音が流れてくる。

あぁ?またトランペットがはずしたよ!なぁ〜んて聞きながら、鳩にパンくずをやりながら食べ終わると「ジイちゃん」たちはいつの間にかいなくなっていて、ブラバンの音も消えていた。昼時、人も町も、ちょっくらお休み…

この三角屋根のは、同じ材質だけど、トンガリ帽子のトゥッリの
ちょっと異端児!遠い親戚!ってとこかな?(笑)

城壁の外で見つけたトッゥリ!町のふもとに広がるオリーブ畑の中にも、現役バリバリのソレがいくつか見受けられる。アルベロベッロのトッゥリ群は、あんまり可愛らしすぎて、反対に現実味が薄れちゃうような気がするんだけど、こうして見ると「本当」に「生活」してるんだなぁ〜ってしみじみ思ってしまう。だからやっぱり一度は中に入ってみたいなぁ〜〜(笑)アルベロベッロにはそうゆうホテルがあるらしい!うぅう〜〜

■白い街が紹介されている本として、NHK人間講座にも出ていた陣内秀信氏(イタリア建築・都市史専門)のモノが面 白い!

●「南イタリアへ!〜地中海都市と文化の旅〜」
講談社現代新書
陣内秀信 著

 

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