オストゥーニよりズッと小さな町だから、必然的にスペースは上へ上へと延びていく。居住空間という箱を幾つも積み上げた特異な構造は、建築家にとっても、すごく斬新かつ面 白かったのだろう。まして郊外には「あの」トゥッリもあるからなおさらである(笑)
事実、かの安藤忠夫もこの町に足を運び、著作で紹介しており、その筋の人(アブナイ意味ではない)が、多数、この町に足を運んでいる…らしい(笑)
だから、オストゥーニも含め、南イタリアのこんな小さな町を日本に紹介したのは、実は彼らが先駆ではないかと私はにらんでいる(笑)
しかし、素人目にしても、トゥッリも、白い迷路も、確かに心をくすぐる!これは確かであり、また真実である!(笑)
昼食は何かいなぁ〜?と集まった「ジイちゃん」たち。仲良く並んで座ってるけど、それぞれ別 の事を考えてそうな、その後ろ姿が微笑ましい(笑)
そんな「ジイちゃん」たちを眺めながら、今日は、スーパーで作ってもらったパニーニと、ジュース片手に公園ランチ!心地よい風にのって、調子っはずれのブラバンの音が流れてくる。
あぁ?またトランペットがはずしたよ!なぁ〜んて聞きながら、鳩にパンくずをやりながら食べ終わると「ジイちゃん」たちはいつの間にかいなくなっていて、ブラバンの音も消えていた。昼時、人も町も、ちょっくらお休み…
この三角屋根のは、同じ材質だけど、トンガリ帽子のトゥッリの
ちょっと異端児!遠い親戚!ってとこかな?(笑)
■白い街が紹介されている本として、NHK人間講座にも出ていた陣内秀信氏(イタリア建築・都市史専門)のモノが面 白い!
●「南イタリアへ!〜地中海都市と文化の旅〜」
講談社現代新書
陣内秀信 著