■P.za
Plebiscito前のとあるBAR ■お一人様約10,000L ■白ワイン、モッツアレラとトマトのパニーニ、 エスプレッソ ■満足度 ★★★ さぁ〜出発だ♪と思いきやノドが乾いたので、先にBARで昼食(笑)といってもご覧の通 り軽いモノ。今日は夜をしっかり食べたかったので控えました(笑)イタリアでの食事はどっちか削らなきゃ、 とてもじゃないけどお付き合いできない…ホントに悲しい…こうゆう時、胃袋をたくさん持つ「ウシ」になりたい… と切に思う。「ハンスウ」するわけじゃないけど(笑) 町の中心にあるプレビシート広場を一望するBARで(写真)気分よくワインを傾けながら絵ハガキをしたため、ずい ぶんゆっくり過ごしてしまった(笑) |
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今回の旅で、幾度となくプルマンに乗って移動したのだが、いつでも何処でも車窓から見えるのが、幹回りが2m以上あるんじゃないか!と思うほどの 立派なオリーブの木だった。節くれだってゴツゴツして、年老いた頑固オヤジのようにプーリアの乾いた大地に根を張り並んでいた。
豊かな丘陵地帯を拝し、緑の絨毯の上で踊るダンサーのように美しく整列したトスカーナのソレとは大違いで、まるでゴッホの描く荒ぶれた木そのもの。 しかし、その無骨な木から採れるオイルは、オリーブオイルの聖地として知られるトスカーナ産に決して劣らぬ 味だということを、この旅の前に初めて 知ったのである。
青臭くも思えるオリーブの強烈な香りと、まとわりつくような濃厚な舌触り。繊細で優雅な味わいを持つトスカーナ産が、山の手深窓の令嬢だと すると、プーリア産は、お色気ムンムンの自然児といったところか?(笑)これをプーリアで採れた真っ赤なポモドーロや茹でたタコにかけて食すと、 胃袋の中でホワンとひとつ灯がついたような、あったかい美味しさが体中に満ちてくる。
南の食べ物は総じて大きかったり色が濃かったりする。見てくれだけでなく味もしっかりしている。こんな強烈な太陽を浴びて育ってるんだから 当たり前である。この素材に負けない、でも殺さない、気骨の入ったオリーブオイルは、不器用だけど人情味溢れるプーリアの人々みたいで、それだけ でお気に入りになってしまいそうな気がする。この地に来たのなら、プーリアの大地が育む自然の雄々しさと、優しさを一滴のオリーブオイルに見つけ てみよう。