長居は無用!と言っておきながら、ホテルのオヤジさんに「夕方からお祭りがあるから見にいってきたら」と言われ再びやってきた旧市街(笑)
ソレはマリアさまの行進?で、結構巨大な像をかついでソロリソロリと進んでいた。 神父が唱える「ことば」を、集まった人々が復唱しては、行進に一緒になってついていく。
静かな集団の群からポッチリ突き出たマリア様が、 荒涼とした旧市街に向かって進んでいくその姿は、やけに神々しくカメラを向けるのをためらわすような敬虔な雰囲気をかもし出していた。
蚊の来襲のため寝たんか寝れなかったのかよぉ〜わからん、超不機嫌な朝を迎えたのだが、窓を開けて見たこの景色で、 いっぺんに気分がよくなってしまった単純な私(笑)
早朝の海ってなんて清々しいんでしょう!慌ただしい日常生活の中では、じっくり空を眺めるコトも朝の気配を感じるコトも少ないから、旅の時に出会 うこうゆう一瞬はホントに大事にしたい… でも美しい風景を見て体力が回復するわけではないのが厳しい現実。フラフラとした足取りで駅へ向かう。眠いよ〜クスン「旧市街」というと、古い趣のある道と家屋が並んで…と思ってしまいがちだが、ここターラントのソレは、駅から新市街までの間に、 2本の橋でかろうじてぶら下がっている、といった感じで、その荒れようはすさまじい!
道路沿いはまだかろうじて人が住んでいるようだが、1本中に入ると、ほとんど無人の廃墟で、ただならぬ 気配が流れている。私はま っ昼間に歩いたのだが、それでもちょっとした影とかにビクビク(笑)
全く人が住んでない!というわけでないから、このどっかに誰かがいる、と思うことや、いきなり戸が開くコトが結構恐かった…コワ イとかヤバイとか一度思ってしまうと、キモチが萎えてしまうもの…そうゆう所には長居は無用!
真っ青な空と、荒れ果てた建物の対比がモノ悲しさを誘う