お城の朝。せっかくなのでちょっと散歩してから朝食へ…。敷地の奥には長期滞在者用にか、コテージ風の宿所もあった。昨晩のお疲れか、我々以外はまだ寝ているようだ(笑)食卓にはパンに数種類のチーズ、ハム、フルーツが並びかなり豪勢。唯一の使用人であるアンナがミルクとコーヒーを持ってきてくれる。彼女はなんとブラジル人!こんな所にまで(失礼)働きにきてるのかなぁ?でも電話で予約した時もていねいに応対してくれたし、控えめで清楚な感じの人。帰りの会計までしてくれ、にこやかに見送ってくれました…

ホントはゆっくり過ごすべき「場所」なんだろうけど、一瞬の滞在で残念…でも偶然立ち寄るコトになって、こんなステキな場所を見つけたので最良の収穫としよう!!

昨日と同じタクシーを呼んでもらってグッビオにまた戻る。車じゃないならココにはタクシーでくるしかないんだけど、グッビオの街にはあいにくあんまりタクシーが止まってない(笑)たまたま見つけた我々はホントラッキーだった!で、その時カードをもらったので記しておくね!

■SERVIZIO TAXI 24  ARINGOLO MARINO   TEL 329 4920376■

ちょっと強面だけど親切なマリーノがデカイベンツのバンで来てくれるはず…(笑)お城まで約15分 2000円弱でいける。後はキモチでチップを… メーターもちゃんとついてます !

私たちのホテル、下がレストランになってるんだけど、そこに白トリュフを持ち込みに来たおじさんが来て思わず激写 !大きいね〜!って言ったら「今が旬だからな〜」ってちょぴり得意顔してたのがオカしかった(笑)でもレストランっていっても下町の小さな普通 の所なの!そんなトコでも食べれるのね〜ってある意味感動!こうゆう小さな街で食べるのが絶対正解よ!きっと安いし(笑)

グッビオの市内に戻ると、着いた日に予約しておいたホテルに荷物を置いて、さっそく街歩き! 結構見るところがあり、ショップも充実してて、散策するには楽しい。ショップといってもブランド店は一軒もないけど、一番の目抜き通 りガレオッティ通り沿いには、 銀や革、紙や陶器といった工芸品店、それにアンティークショップなど、街の匂いのするお店がズラリ。食の宝庫でもあるウンブリアだから、食材屋も決して見逃すな!(笑)この通 りをズッと登り詰めれば、街を一望するシニョーリア広場に到着!赤茶けた屋根のパノラマをお楽しみください!

「LA TORTA DEI MATTI DI GUBBIO」訳して「グッビオの気違いタルト!」(笑) アーモンド入りだのクルミ入りだの芸も細かいです(笑)でもこうゆうのって日持ちするから案外お土産にイイんだよ!
正体不明の塗り込められた「扉」これはエトルリア人が死者を運び出すために特別 につくった「死者の扉」である。運び出した後は、死者が家に戻ってこないように扉を塗り固めるめる習慣があったそうだ。その習慣が後世まで残り、こうやって今も私たちの目の前にあるワケ。グッビオだけでなく、この周辺の街にたくさん残っているそうだ。しかし扉が2つ…古い家なのか?扉は最初から設けるのか?東洋人には全てがナゾである(笑)
(文献参照「地球の歩き方」)
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