そのパンコレの町に入ったとたんの事である。目の前のダッシュボードに妙な違和感が…アヤヤっ!?改めて凝視すると、バッテリーランプが赤く点滅しているではないかっ!(文字はワケあって青)(笑)
クーラーもつけてないのに何でや!?と思ってるうちに、キュルルルゥウウ〜〜と情けない音を発しながら車が止まってしまったのである!
おいおい!ウソだろ?とエンジンをかけ直すも、ウンともスンともいってくれない。がぁあ〜〜〜んっ!
ナゼ?なぜ?あぁ〜神さま!
おりよく通りかかったおじいさんに私たちは懇願した「車が動かなくなっちゃったぁ〜!!助けて〜!」と…
どんな時でも慌てないのが世界中のご老人の常。フムフムと中をのぞきこむと
「この先に整備工場があるからソコに行ってごらん」というので、車を置いてSOSを発しに2人で走る…
1人でどこでも行ってきたし、旅行経験も長い私だが、人さまに「助けてくださぁ〜い」とお願いしたのはコレが初めてであった(笑)だけどホントに助けて!!ください…
整備工場は幸いな事にすぐあって、ツナギを着たお兄ちゃんをつかまえると、バッテリーがあがって車が止まってしまった旨を伝える。
「わかった、わかった。じゃあ〜道具を持って見に行くから向こうで待ってて」
はあ〜コレで一安心!
パンコレは街道沿いに続く、小さく瀟洒な町なのだが、その道ばたに肩を落として座り込む私たち…
一体どうなるんだろう…………