外壁とも呼べる立派なアーチの連なりは、16世紀の水道橋である。ちょっと離れて遠景を望めば、アーチの中に風景が広がる、自分だけの「額ぶち」の出来上がり!


中に入って歩いてみると、外から見るよりずっと広く大きく感じるピティリアーノの町は、後で地図を見ると、グロッセートの次にデカイ町(多分)(笑)ということが判明!立派なツーリストインフォメーションもあったし、土産物屋もたくさん!観光客は少し!(笑)でもコレがイイのである!

ワインの名産地らしく、渓谷を見下ろす眺めのよい城壁沿いにカンティーナが並んでいる。で、こんなシャレたディスプレイが光っていた

家屋というより、岩をくり抜いて作った部屋?みたいのが(どんなんやぁ〜)店舗として並んでおり、その軒先にズラリと並ぶ特産の白ワインが圧巻!エトルリア人がつくった洞窟の一部だったんだろう。店内は奥にズッと広くて、冷房もないのにヒンヤリしており、まさしく天然のセラーにうってつけ!実際、奥にいくほど良いワインが置いてあったりして笑ってしまった。だから通りに出てるワインは買わない方がイイよ(笑)

「ピティリアーノにはユダヤ式で作られる、もうひとつの美味しい白ワインがあるんだよ」後日、ローマの友人からこんな話を聞いた。ソレを楽しむためにローマから足を運ぶ人もいるそうだ(知っていれば探したものを!残念!)

ユダヤ人とピティリアーノの人たちの間に残ったのが、迫害時の陰鬱な歴史だけでなく「ワイン」というのが、なかなか良い話だと思いませんか?そしてソレが今なお残り飲み継がれているなんて…ユダヤ人たちも喜んでいることでしょう…

私たちも「Bianco di Pitigliano」を1本ゲット!一応(笑)DOCワインなのに6ユーロほどの安価がまたウレシイ!のでありました!

 

 

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