サトゥルニアに行く前に、マレンマ地方有数のリゾート地であり、カラヴァッジオ終焉の地としても知られている、モンテ・アルジェンタリオという海岸線の町に寄って見たかったのだが、ミッション車の運転に四苦八苦の私にそんな余裕はひとカケラもなく、もう〜とにかく早く今宵の宿、サトゥルニアに着きたくて車を走らせる…(泣)

助手席のKちゃんの後日談によると「本当に」顔が引きつっていたらしい…(合掌)

幸い穏やかな道が続き、ギアを変えることなく、減速してもそのまま、ムリムリTOPで引っ張りながら順調!?に車を走らせていく。信号のない田舎道でホントによかった〜と神に感謝しつつ、途中、マンチャーノという小さな町に止まり、一休みすることにした

←「ヨッ!」右手だけ人間のちょいとお茶目なライオンさんがシンボルのマンチャーノ(笑)小さいけどしっかり城壁も残ってました

いろんな事がありすぎて食欲ゼロ!の2人だったが、一様に口にしたかったのが冷えたビールだった(笑)そこでBARでビールとパニーニの軽い昼食を済ますことに…

ちょうど昨日、日本がチュニジアに勝った所だったので、オヤジさんに新聞を持ってきてもらいチェ〜ック!
「おぉ〜日本は勝ったね!おめでとう!今日はこれからイタリアの試合があるんだけど見ていくかい?」オヤジさんは、まだ試合も始まってないのに妙にご機嫌だ(笑)

見ると隣りのゲーム室にテレビが設置され、イスが並べられている。(小さな町のBARには、飲食する空間と別に、男たちがカードゲームに興じる部屋を設けていることが多い)そういえばモンタルチーノでもちょうどイタリアの試合があって、BARの周辺はスゴイ嬌声と人で溢れかえっていたっけ(笑)

小さな町だからこそ、みんな集まって一緒に試合を観ることが、無上の楽しみなんだろうね。勝てばそのまま夜に流れ込む、その光景が容易に思い浮かべられて、私も思わず微笑むのでありました

 

 

       
         
         
       

ほんの小一時間ほどの運転だったのに、背中は汗でベットリ!もぅ〜降りたとたんガックシ膝をついてしまうほど疲れてしまったけど、ここマンチャーノはこじんまりとしたなかなか感じの良い町だった。

店も昼時で閉まってるし、絶対数も圧倒的に少ない、ホントに何もない町なんだけど、今の私にはソレがちょうどよかったみたいで、軽い散歩のお陰でずいぶんリフレッシュすることができた。

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