サトゥルニアで2泊する今夜のアグリ。ココでも懲りずに「事件」が私たちを待ち受けていた(お願いだからもう勘弁してくれぇ〜)(笑)

庭を掃除してたお婆さんに「予約してた者ですが…」と声をかけると「まぁまぁ〜」と最初は笑顔だったのに、一転でっかいドラ声で「マリァアアア〜〜!」と、娘を呼びだし、2人で何やら思案顔。

「ねえねえ〜この子たち来ちゃったわよ!」
(来ちゃったってどうゆう意味?)
「あらら〜困ったわね〜部屋が無いわ」
(へ、部屋が無ぃい〜?!)
「でもこのまま帰せないわよ」
(当たり前じゃん!どうしたらイイの?!)

車の次は宿でトラブルかよ〜とガク然!そうでなくても、慣れないMT車を汗みずくで転がし、ようやくたどり着いた私、この意味不明な会話にもうマジで卒倒しそうだった…ホント。

母屋から車で約5分。サトゥルニアって温泉だけかと思っていたら、小さいながらもちゃんと「町」があって(笑)長期滞在者用のアパートは、その中にあった。「さぁ〜ココに今晩は寝てちょうだい」と案内された部屋がコレ!玄関は通りに面したドアのみ!開けたらすぐソコは道!という変テコな作りだが、キッチンがあるせいか「生活する部屋」って趣があり、どっかに下宿してるような気分になってくる。

ベッドが確保できた安堵感から、ちょっと変わったこの部屋に入れた事がうれしくてたまらない(笑)ったく自分でも呆れるほどゲンキンだと思うが、いろんな事を体験できるのはラッキー!なこと。旅行中は全てにおいてポジティブに生きることが大事なのである…ウン!?
さっきまで凹んでたのは一体ダレや?!

 

よくよく聞けと、ココの予約確認をFAXでやり取りした時に、いくばかの予約金を払わなければならなかったのを私たちが見落としていて、それで予約がキャンセルになっていたらしい。

そのFAX用紙を持っていたので見てみると、確かに「ちゃんとその旨」が書いてあるではないかっ!こりゃぁ〜こっちのミスだ!でもどうか、どうか今宵のベッドを私たちに用意してください!!(泣)

でも娘のマリアはエラかった!ちょっと離れた所にある長期滞在者用の部屋が空いてるから、今晩はソコに泊まって、明日は母屋に泊まりなさい…ってうまいこと手配してくれたのである!拍手!ブラヴァア〜!

それにしても、何もかもが一喜一憂の今日1日…
終わりは全て丸く収まり、それはホントに幸運に恵まれた!といえるんだけど、その過程にのしかかる心労といったら…さすがの私もお手上げ!でも、だからこそ温泉がすごく楽しめたけど(笑)

 ホテル&アグリ予約の心得!

今回は私たちの大チョンボ!だったけど、イタリアに限らず、外国でのホテル予約の時には、こうゆうデポジットが生じてくる事が多いので、要確認!

市中のホテルだと、前払い、という事ではなく、身分証明と予約確認を兼ねて、クレジットカードの種類と番号を聞かれる。もしくはカードのコピーをFAXで送る。この時のカードはVISA・アメックス・マスターが好ましいようだ(観光都市の大きなホテルならJCBも可)

しかし、アグリの場合、CD払いが可能な所が少なく、現金払いが基本。だから、予約金を先に払って!というアグリもある(かなり面倒だけど)ソレを忘れると、私たちのように予約がスッ飛んでしまうのだ(笑)

ホテルにしてもアグリにしても、これらの処理が絶対必須!というワケじゃないけど、せっかく探して予約した宿だもの。何も要求されなくても、予約受けました!という先方からの確認FAX・メールをもらっておくことをお勧めしたい。

で、送る時だけど、メールの方が早くて安いが、できれば手書きのFAXを送る。余白に、英語でもイイから何かメッセージを(旅行が楽しみだ!…とか)日の丸やドラえもんでイイから何か落書きしておくと、向こうはとっても喜んでくれる。

実際、送ったFAX用紙を持ち出してきて、コレは何なの?って聞いてきたり、同じように落書き付きで返事をくれた人がいた(笑)作為的にしたワケじゃないけど、こんなちょっとしたことで、行く前から交流を楽しむ事がでるし、会った時の覚えもイイ!(必ず覚えてくれてる)(笑)

旅を楽しむ、ひとつまみのスパイス、ココに伝授いたします(笑)

裏手は庭でベランダも広いっ!で、すぐ洗濯して、木にひっかけて干す。すぐ乾くので洗濯も楽しい!

通りに面したドアから部屋をのぞくと、こうなる。
部屋から1歩外に出たら、もうサトゥルニアの町だから、ホントに住民になったみたいよ〜!キャ〜!

鍵も渡され、自分の家みたいにガチャガチャやって入るのも楽しい!明日もココでイイじゃん!ってさえ思ってしまったよ(笑)

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