＞Erice　▼Segesta

文字通りの青天井！
私の頭といえば「おつむがチリチリ鉄板焼き状態」（笑）という午後、一番暑い時間で、今にも蜃気楼が現れそうな熱気だったが（笑）こんな日も、雨も嵐の日も、何度も何度も何度も耐え忍んできた建物が、2000年以上前の建造物が、今尚、これほどまでに美しく、完璧に残っているなんて…コレはやはり奇跡のひとつなんだろうね…

バスを降りた山の頂上には、63mもの直径を持つ半円型のギリシャ劇場がある
（劇場はそのカタチが半円型ならギリシャ式、楕円型がローマ式になる）

これまた保存状態が素晴らしく（ココは不老不死の地なのか？！）（笑）
今でも夏（隔年）には古代劇が上映されるという。

山の傾斜を上手に利用して、舞台に落ち込むようなダイナミックさがあり、
しかも背景に、遠く海を望むように座席が造られているのには感心しきり！

チケット売場横から出ているバスに乗って、神殿の東側の山に登ってみる。
細い道をクネクネゆっくり上がっていくと、
あんなに大きかった神殿が、
まるでマッチ棒細工のように小さく見える（笑）

それにしてもこうやって遠くから眺めると、ホンマに何でこんな所に、
こんな立派な神殿を作ったんだろ〜？！って不思議に思えてならない。

コレが歴史のオモシロさなんだろうな〜と思いつつも
周囲のあまりにのどかな風景に、
トロン〜と見とれる私でした…（笑）

そんなカッコ（ワンピ姿よ！）で登らんとってくれ〜！！
私の悲鳴を無視して
果敢にガレ場に登り、激写する相棒Kちゃん
（高い所が大好き！）に周囲も騒然！（笑）
頼むから落ちんといてや！

深窓ならぬ、山奥に抱かれた謎多き神殿。
ある意味とってもメルヘンチックだと思う…

Zona Archeologica di Segesta
入園料／約4ユーロ
劇場までのバス／約1ユーロ（04.6）
駐車場無料