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2泊したアグリ Fontanasalsa は広大なオリーブ畑を持つ大地主さん、といった感じ。といってもソコはアグリ。到着した私たちを「待ってたわよ〜」と笑顔で迎えてくれる。

やっぱちゃんと着くまで不安なのかな〜
もちろん私たちだって、ちゃんと予約が通ってるか?ソコにアグリがあるか?!着くまで心配なんだけど(笑)


到着した1泊目の夕食はエリーチェでお皿の店を「足蹴」にしてきただけあって、中庭にセッティングされた戸外のパラソル下のテーブルで「何でもかかってきなさい!」状態の私たち(笑)

ココもアグリの主が食事を用意するのではなく、立派な厨房からボーイさんが給仕してくれるスタイル。まず運ばれてきた前菜は、一目で自家製!一口でああ〜至福!と目が潤む、数種類のオリーブとオイル漬けのドライトマト、サラミ、そしてトロトロのカポナータ。クセのないデカンタの赤ワインがこの前菜でほぼ空になる(笑)

お次のプリモのパスタも、お目めがクルリン!と回るくらい超絶美味!一見マカロニ風でネジネジなのだが、棒にパスタを巻き付けて抜いたようなブッシャータというこの地方独特のパスタなんだそうだ。なんとも濃くのあるトマトソースがしっかり絡まってウマイ美味い!と舌鼓!大皿から分けて給仕してくれるのでお代わりも自由なんだが、ソレを断るのに勇気がいったくらい。だけどワインは迷うことなくお代わりした!(笑)

Azienda Agricola Fontanasalsa
91020 Fontanasalsa Via Cusenza78(TP)
http://www.fontanasalsa.it/

大きな中庭を見おろす母屋の二階が私たちの部屋だったのだが、もぉ〜とぉ〜ってもイイ部屋!で、広いのはもちろん、クーラーはあるわ!グリーンで統一された厚手のフワフワタオルが3種類!可愛らしく包装された石鹸や、リンゴと桃のウェルカムフルーツまであって大感激!の私たち!ソレもそのはず…しっかり4つ星アグリだったのでした!(知らなかった…オイオイ!)

メインは、グリルされた牛にブタ、ラムにソーセージ…
コレが銀盆に山積で運ばれてきて、1種類づつしか取らない私たちに、給仕氏は「もっともっと取りなさい」と笑顔の催促!いやぁ〜さすがにもぅムリっす(笑)一緒に出てきたコレも山盛りのサラダとポテトフライ(何気にこのイモが美味かった!)を食べ終わる頃には、満腹でデベソになるくらいでありました…ああ〜ウマかった!

土曜日で家族連れの客が多く、デザートのジェラート&メローネを食べ終わる頃には、子供たちが中庭を走り回りたいそう賑やか(うるさい!)(オーナーである女主人が謝りに来た(笑)叱られても叱られても一向に静止しないワンパク共に愛想をつかせた大人たちは、ヴィンサントやマルサラ酒をのんびり傾け、夜空の下で酔い続けたのでありました…

 

2泊目、日曜日は客が少なく全員で食卓を囲んだので、昨日から気になってたの〜なんて日本人の私たちに会話が集中しながらの賑やかな夕食となった。
今日のメインは魚だ!前菜はドーム状に敷き詰めたカジキマグロの薄切りの中に野菜のカポナータを詰めて蒸したもの。プリモはアーリオと塩加減がたまらないムール貝たっぷりの貝殻パスタ。メインは目の前で「解体」してサーブしてくれたデッカイ白身の魚。コントルノのポテトは、今日は角切りのグリル…と変化をつけており、さすが専用厨房で作ってます!という手の込んだ料理。昨晩の飲みっぷりを覚えていた?給仕君。今日は白ワインをボトルごと置いてくれサービス?も万全だった(笑)

 

サイトに載ってる写真がまるで別人!で(●年前とみた)名乗られるまでオーナーその人とはわからずビックリした(笑)今ではすっかり貫禄あるおば〜ちゃんです

2泊各2食付きで358ユーロという想像以上の値段に思わずゲゲっ!ってのけぞってしまったけど(だって4つ星、ちゃんと把握して泊まれよ)(笑)私たちが泊まるアグリにしたら少々高かったけど部屋も食事も全てとってもよかったので大満足のアグリでした!