| BACK |  | NEXT |

紀元前13世紀に起源を持つ歴史のある街ベルガモは
新市街と旧市街という2つの顔を持つ…
フニクラーレに乗って高台まで上がると、
ミラノから1時間とは思えぬほど静寂で中世の面影を色濃く残したベルガモ・アルタに着く

人の洪水とショッピングに疲れた私に、ミラノの友人がソッと声を掛ける…
ベルガモに行っておいでよ…
ミラノ・ポルタ・ガリバルディから約1時間…
それはステキな日帰り旅行の始まりでした

街の中心に建つコッレオーニ礼拝堂は、
ヴェネツィア共和国の傭兵隊長を務めたコッレオーニの依頼で建てられたもので、薄いピンク色の大理石で飾られたファサードが印象的な美しい建物である…

これは1428年から1797年までベルガモがヴェネツィア共和国に属していたためである。 ミラノから50キロほどしか離れていないのに建築物ひとつとっても、ミラノとは全く違う雰囲気を漂わせているのは、このような歴史があったからである…

勇名をはせたコッレオーニの騎馬像(ベロッキオ作)が、ヴェネツィアに雄々しく立っているので訪れ見た時はこのベルガモの街を想い出してみるのもよいだろう…

私は行ってないのだが、ベッキア広場に「CAFFE DELTASSO カフェデルタッソ」という1476!年創業のイタリアで最も古いカフェがある。ちなみにヴェネツィアのカフェフローリアンでも、1720年創業だから、コレは行ってみる価値大でしょう!

気に入った街では自然と足も進む…
いろんなものが見えてくる…

 

ある日私は、一抱えもある段ボール箱を抱えてバーゼル行の列車に乗っていた…30分も走ると、スイスとの国境に入るがココでいったん降りて駅前すぐにある郵便局に走り込む…

北イタリア湖水地方にある、ここルガーノはパスポートが必要なれっきとしたスイス領である…何かと悪名高いイタリアの郵便だが、ルガーノから出す郵便物は迅速かつ確実に着くと教えられわざわざ足を運んだのである(笑)

ミラノの役所さえココで出す…という笑えないジョークも聞かれるほど「まとも」なシステムらしい…(笑)事実、私の荷物は適正価格、適正速度で無事日本に送り届けられたので、大事なモノを確実に送りたい時に利用してみては?

ココからさらに小一時間…雪を抱く山脈と、光輝く湖を望む車窓の風景を楽しめば写 真の街ルガーノに到着する。澄み切った水面に山影を映すルガーノ湖はコモ湖ほど俗化されておらず、郵便局だけ行くには余りにもったいないステキな所である 

■国境の駅(名前忘れましたスイマセン)ではリラが使えましたが(お釣りはスイスフラン)ルガーノでは使えません。もちろんパスポートが必要ですが、手続きはいたって簡単でした