ヒャ〜!ココはホーンテッドマンションか!壁面から浮かび上がる3D彫刻!は、さあ〜踊りましょう…とばかりに右手を差し出している!(お断りします!)階下には管理人一家が住んでいるのだが恐くないんだろうか?


当時はこんな風に回りに何もなかったのだ!(信じられない!)17世紀から建造されてきたこのパラゴニーア荘は、バゲリーア城主の息子によってバロックの怪物屋敷に仕立てられたのだ!

Villa Palagonia
Piazza Garibaldi3-90011 Bagheria(PA)
11〜3月/9〜13 15:30〜17:00
4〜10月/9〜13 15:30〜19:00

CataniaCefalu' ▼BagheriaSoluntoSanta Flavia

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築300年余。幾つかある部屋の壁画はほとんど消え落ちているが、一番の大広間、鏡の間は、当時の豪奢な面影が残っており、これまたユーモラスかつグロテスクなだまし絵に縁取られた天井に張り巡らされた鏡は圧巻である。

今はくすんで、かろうじて物影が映る…という程度だが(鏡というか銅板みたいなモノなのだろう)当時は、その微妙な角度によって、万華鏡のごとく無限のイメージを生み出し、人々を驚かせ楽しませてきたのだろう。

板がツギハギツギハギされていて、その凹凸が、また妖しい反射を生み出しているのだろう

 



↑外観は、ホレ、案外まとも!なのにね!
←が!中はやっぱりひと味もふた味も違うのよ!こちらはビックリ万華鏡の鏡の間

 

なんでそんなチロル帽かぶってんのさ〜?と、いちいち突っ込みたくなる、どっかお茶目でオマヌケな1体を見つけるのも楽しいのだ!

ちょっと異様だけど愛嬌たっぷりの怪物クンたちに囲まれたパラゴニーア荘は、イタリアンゴシックのオモシロさを十二分に堪能できる隠れた名所!地元にも愛される怪物屋敷には、この日、結婚式を終えたカップルが写真を撮りに来ていました。