Mozia Marsala ▼Selinynte

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マルサラの市場で買ったサクランボを食べながら(種はポイポイ外へ放り投げる…すいません…願わくばどっかから芽が出ますように…〈な、ワケないでしょ〜がっ!〉)マルサラからマザーラ・デル・ヴァッロへ向かう。

が、折しも午後2時近く。そうでなくても小さな町は人気がなく、立ち上る蜃気楼が見えるんじゃないか?!と思うほどゴーストタウン化しており、苦労して狭い道を繰り、中まで入って行ったのだが、ほんの15分ほどだけ車を停めて、そのまま通り過ぎてしまった(笑)ゴメンよ〜〜

アグリジェントには及ばないけれど、A〜Gまでの神殿が2つのエリアに点在したセリヌンテは、広大でなかなか見応えのある遺跡でもある。
入口入ってすぐ目に飛び込んでくるのが、その中でも最も保存状態の良いE神殿だ(写真)ココには他に、GとF神殿があり、それぞれ「ヘラ、アテナ、ゼウス」というギリシャ神話に欠くことのできない親娘に捧げられたと言われている。

そのまま車のスピードを緩めずに(道は広くホント快適だ!)
シチリア第3の神殿、セリヌンテへ。
シチリア島って決して小さくはないけど、
よくもまぁ〜こんなにゴロゴロギリシャ神殿があるわさ〜って改めて思う。
シチリアの西半分だけ見ても、昨日行ったセジェスタ、もう少し先にあるアグリジェント、
そしてココ、セリヌンテ。
どれもすこぶる立派な、しかも巨大な神殿群が残っている。

知人のダンナは日本のお城を見て回るのが大好きな「城フェチ」だが、
世界各国に必ずやいるであろう「神殿フェチ」にとって、
シチリアはまさに夢の島に違いない!と私は確信したのである(合掌)


遺跡もスゴイが、何がスゴイってあなた、暑い!いや熱いっ!
昨日のセジェスタと同じ愚行を繰り返し、
またこの真っ昼間、影が一番短い時間帯に来てしまった、とことん愚かな私たち。
しかも回りに山もなく、広く荒涼とした地であるセリヌンテは、
熱さもセジェスタの倍に感じられる。
夏に行かれる方、くれぐれも時間帯に気を付けておくんなまし〜
(ちなみに遺跡内をゴルフカートみたいな乗り物で回る事もできます)