>Piazza Armerina ▼Caltagione
あまりにビックリして牛を追う人がいたかどうかもわからず終いだったけど(笑)そうこうしてるうちにすっかり日が暮れ、辺りが淡い桃色に包まれる。このアグリは本当に回りと隔絶されていて、刈り込み部分が絨毯の模様のように広がる丘陵は、まるでトスカーナのように豊かで美しい。違うといえば遠くに幾つも重なる山影が見えること。まだ明るいうちに早くお帰り…とでもいうように、地平線へ沈んだお天道様がいつまでも空を朱に染め、帰り道を照らしてくれました
表紙の絵
にも描いた“トリナクリア”が意匠されている。 標高600メートル近い高地に建つ街、カルタジローネ ※毎年7月24・25日に行われる街の守護聖人Sジャコモの祭りの時には
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駐禁事件もあってまたまた街を出るのが遅くなってしまった私たち。昨日と合わせると3度目?!の道をズッピョ〜ン!と飛ばしてアグリへ帰還。さあ〜ココからが難所よ!と主線道からボコボコ地道へ入った時…ソレはやってきた!
50メートル先ほどに牛が歩いている。こっちに向かって歩いている。道幅は車1台分。スピードを落として進んでいくうちに、彼らが2〜3頭どころでない何十頭もの群れだと気付く「ス、ストップストップ〜!」言われるまでもなく車を停める私。ひ、ひえええ〜〜!!今日2度目の「なんじゃこりゃあ〜」である(笑)
牛歩といえど、みるみるうちに迫ってきて、
しかもスゲ〜デカイ!角ある!
もう気分は土煙を上げて襲ってくる
バッファローの大群に遭遇!状態だった私たち(笑)
「ああ〜潰されるぅう〜」と車の中で小さくなっていたら
そこは牛さん、悠然と車を回避して
何事もなかったように過ぎ去って行きました…(合掌)
今だから笑い話だけど、ソン時きゃあアナタ、そりゃ〜恐ろしかったのヨ!ンモォ〜モォ〜♪とも鳴かなかったけど、その静かな行進がかえって怖くて(笑)ホント人間っていざってなると弱いモンです…ハイ。
でもこんな至近距離、そして「もし」潰されてペッシャンコになった時の証拠写真?!として「牛と目があわないように」シッカリ激写(ああ日本人)
で、この時オフにしていた「はず」のフラッシュが光って、牛さんがビックリして突いてきたら!!!とまたまた肝を冷やす、どこまでも小心者の私でした(笑)